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日本でゴミを持ち去ろうとした中国人が頻繁に捕まったそうだ。ここ最近、日本ではこのような、中国人がリサイクル可能な粗大ゴミなどを勝手に持ち去って警察に捕まる事件が増えている。29日の「環球時報」が伝えた。
今年の10月13日、日本の石川県金沢東警察署で一人の中国人男性(38歳)が逮捕された。この男性は大阪府枚方市に住んでおり、金沢市付近に車で良く来ては、金属類や小型家電のような再利用可能な資源ごみを拾っていたと言う。拾ったゴミは安く日本のリサイクル業者に売っていたそうだ。このような方法で、男性は月に10万、多いときは18万ほど稼ぐことができたと言う。金沢市の「廃棄物管理条例」によれば、勝手に廃棄物を持ち去った者について、四度目の持ち去り行為が見つかった時点で逮捕しても良いと規定されている。逮捕された男性は以前にも何度となく警告を受けていた。同条例が施行されてから初めての逮捕者となる。また、条例が施行されてから既に30人ほどが警告を受け、うち半数以上が中国人だという。
「環球時報」によると、日本はゴミの出し方から回収方法に至るまで詳しく定められた条例や法律がある。普通家庭においても、ゴミ出しの曜日から場所まできちんと定められており、専門のゴミ回収業者が回収し処理する決まりだ。日本には確かに、廃棄された家電を拾う中国人がいるという現状があり、その多くは留学生である。そして、彼らの多くは日本ではゴミを勝手に持ち去ってはいけないことさえ知らない。お金儲けのためではなく、ただ単に節約のために拾ってきた家電や自転車を自分たちで使っているのだ。お金儲けのためにゴミ拾いをする中国人にも複雑な事情がある。日本人でさえ就職難に苦しんでいる不景気のなか、中国人が仕事を見つけることは、はるかに難しくなったのだ。彼らは生活に困窮し、仕方なくやったのだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年11月30日