テープカットの様子(11月19日)。左から(財)日中友好会館の村上立躬理事長、(社)日中協会の白西紳一郎理事長、東京華僑総会の廖雅彦会長、中華人民国駐日本国大使館の程永華大使、創価学会の原田稔会長、元中国文化部副部長の劉徳有氏、(社)日中友好協会の村岡久平理事長、日中文化交流協会の横川健常務理事(写真提供:東京中国文化センター提供)
今月12日まで東京中国文化センターでは、互いに理解し合い、友誼を結び、ともに手を携えて平和を目指すという意味を込めて、中日国民の心と心に「金の橋」を築いたといわれる池田大作氏の軌跡を紹介した「理解・友誼・平和――池田大作と中国展」が開催されている。
1960年から70年代にかけて中日両国の関係改善に多くの日本人たちが尽力したが、池田氏もその代表的な1人である。池田氏は1968年に「中日国交正常化提言」を発表し、国交回復と平和友好条約締結への道筋をつくった。また池田氏が推進した民間の文化や教育交流などは特筆に値し、周恩来氏、鄧小平氏、江沢民氏、胡錦涛氏など中国の歴代の指導者と友誼を結んでいる。
会場には池田氏の中国歴代の指導者との会見や中国訪問の貴重な写真、白大理石の周恩来胸像などのほかに、蓮や舞い上がる花びらなどを撮影した池田氏自身の写真も展示され、池田氏と中国の友好交流の歩みを振り返る映像も放映されている。
東京中国文化センターは昨年12月に開館し、習近平国家副主席と横道孝弘衆議院議長がプレートの除幕式を行った。中国政府が国外に設立したこの文化機関の目的は、中国の文化を紹介し、中国と駐在国との文化交流を促進し、両国国民の相互理解を深めることだ。今までに「山は高く川は長い―中国現代書画名品展」「中国農民画展」などが開催された。
展覧会案内
日時:11月20日(土)~12月12日(日)10時30分~17時30分(最終日15時)。月曜休館
会場:東京中国文化センター(地下鉄「神谷町」駅または「虎ノ門」駅徒歩5分)
料金:無料
問合せ:03-6402-8168