広州アジア大会のサッカー男子で日本がアラブ首長国連邦(UAE)を1-0で破り、初の金メダルを獲得した。22日には女子も優勝を果たしており、日本のサッカーはアジア大会においてもっとも重みのある2枚の金メダルを手に入れた。これはアジア大会史上初の快挙である。日本が中国の地において、このような偉業を成し遂げた事は、中国人に大きな精神的打撃を与え、正に想像を絶する出来事だった。多くの中国人は、はっきりと日本を手本にするとは明言せず、日本に学ぶことは恥であるとさえ思っている。
しかし、現実は残酷である。ワールドカップのアジア地区予選やアジア大会での国の代表チームにしてもアジアカップのリーグ戦でのクラブチームにしても、中国は完全に出遅れている。それに引き換え、確かな技術と協調性のある戦術を持つ日本や韓国のサッカーチームは何度となく優秀な成績を収め、アジアの覇者としての地位を揺るぎないものにしている。アジア大会は国家代表チームレベルの試合であり、そこでの成績は将来につながる。その為、U-21サッカー日本代表がアジア大会で優勝した事は、日本サッカーがアジアのサッカー界におけるパイオニアとしての地位を手にしたことを示す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年11月30日