今回の日本チームは最強のチームとは言えないのにもかかわらず、優勝したのだ。日本から来たのは寄せ集めのチームなのだ。選手の年齢は若く、プロではない者も居るし、学生も混ざっている。そんな「予備軍」とも言えるチームが中国の「正規軍」に勝ったのである。日本チームは3-0で中国を破った。初戦で勝利を勝ち取り、アジア大会の広州での開幕を祝って徹夜で騒ぎまくろうとしていた中国の人々は完全に出鼻をくじかれてしまった。
中国で80年代に始まった「萌芽杯(小学生)」、「幼苗杯(中学生)」、「希望杯(高校生)」という三世代に分けた青少年サッカーリーグは2001年には打ち切られてしまった。その後、中国サッカー協会と教育省が協力し2008年から「学生サッカー」を促進する動きを見せたが、サッカーリーグは依然として再開されていない。