中国のサッカーは日本や韓国に学ぶべきであると言う声に対し、日本よりもサッカーが強い国は多いのに、なぜ日本をお手本とする必要があるのかと言う人たちが居る。彼らがこのように言うのは、サッカーの観点から考えているのではなく、歴史問題や面子において譲れない部分があるからである。まるで清朝が鎖国政策を行っているかのようで、洋務運動や「西洋に学んだ技術を以って西洋を制す」と言うような考えなど持っての他である。昔日本が中国に深く傷ついただからと言って、なぜ彼らに学んではいけないのだろうか?人種や発展の方向性や時間、どの点から見てもブラジルやスペインに学ぶよりも日本を師とした方が役に立つ。それだけでなく、日本のサッカーはもう20年近くも中国よりリードし続けてきた。つわものに学ぶことこそ前進する道をつかむ望みである。
だからと言って、ブラジルやスペインを無視しろと言っている訳ではない。けれど、ブラジルやスペインは果たして快く教えてくれるだろうか、はたまた教える気があるのだろうか。以前、世界の強豪国チームは中国チームと試合することに意味などないと考え、何度も中国との試合を拒否した過去がある。これは大きな障害である。幸いなことに、日本や韓国に学ぶことを快く思っていない人々に中国サッカーの未来を左右する権利はない。いろいろな面を考慮に入れても、中国のサッカーは今、日本や韓国から学ぼうとしなければ、その差はどんどん広がってしまうだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年11月30日