日銀も米国式の金融緩和を学ぶべき?

日銀も米国式の金融緩和を学ぶべき?。

タグ: 金融緩和 景気刺激 日銀

発信時間: 2010-12-20 15:21:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

多くの日本企業が利益を大幅に減少させている状況を受け、日本政府と日本銀行は景気刺激の力を強めるのではないかと経済学者は予測している。日銀の年内最後の金融政策決定会合では、より緩和的な金融政策が打ち出される見通しだ。

金融危機の中をなんとか持ちこたえてきた日本の製造業であるが、円高によってついに疲れ果ててしまった。日銀が15日発表した12月の企業短期経済観測調査結果によると、円高や海外経済の減速により、製造業の自信指数は2年ぶりの下落となった。また、政府の景気刺激策の効果が減退し、企業の輸出も停滞しているため、第4四半期のGDP成長率は低下するものと見られる。博報堂生活総合研究所が14日発表したアンケート調査では、国を人間に例えると、日本はすでに年寄り然とした50歳に相当する一方、中国は意欲に満ちあふれ、前途洋々の30歳の若者に相当するという結果が示された。

 

第4四半期の成長は困難

12月の大企業製造業の業況判断指数は前回調査のプラス8からプラス5に下落し、7四半期ぶりに悪化した。来年3月まではマイナス2と予想されている。製造業の自信のなさは輸出力の低下を直接反映しており、投資家は、第4四半期に日本はプラス成長を維持できるのかについて懸念を示すと同時に、日銀が追加の金融緩和策を打ち出すことに対する期待も高まっている。

経済学者は日本の第4四半期のGDP成長率は年率換算で1.9%と予測する。第3四半期は、エコカー補助金などの景気刺激策の下、4.5%だった。

BNPパリバ証券の河野龍太郎チーフエコノミストは、「日本経済は休眠期に入っている。製造業の自信指数下落の主な原因は、海外需要が低いために輸出が減速していることと、政府の景気刺激策が間もなく終了することにあり、円高は付属要因に過ぎない」と指摘した。

先週、日本は1~9月期の経済データを改定し、1~9月期の日本のGDP総額は依然として中国を上回り、世界第2位だと発表した。経済学者の多くは、日本が再び世界第2位の経済大国の地位を奪還できるかは、第4四半期の成長率にかかっているとの見方を示した。しかし、10月以降、日本の工業生産額は09年2月以来最大の下げ幅となり、輸出は穏やかだったが失業率は上昇した。日本政府は工業部門に起こっている変化に気づいており、菅直人首相は14日、法人税5%引き下げによって企業の負担を軽減し、投資を刺激して雇用を増やすと表明した。

 

ライバルの韓国は勢いに乗る

 

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