1月6日のメディアの報道によると、日本の防衛省は地上配備型の迎撃ミサイルを沖縄部隊に配備し、弾道ミサイル防衛体制を更に強化すると言う。
日本は一体何をしようというのか。理解しがたい面が多々あるが、日本が軍事力を見せ付けて野心をむき出しにしている事は誰の目にも明らかである。
兵を集め武器を購入 日本は強気
「読売新聞」によると、防衛省は米国製の「グローバルホーク」無人偵察機を購入する方向で検討している。この高性能な無人偵察機は、日本の「目」となり、周辺国家をあらゆる所から見張る事ができる。
それだけではない。防衛省は、南西諸島や離島にも沿岸監視隊と、いわゆる「歩兵」と呼ばれる陸上自衛隊の普通科連隊を配備する予定である。また、防空用の移動警戒レーダーを運用する部隊も新たに配置する計画がある。世界最先端の「おやしお」型潜水艦の活動も活発になり、化け物のように広大な太平洋を頻繁に往来するようになるだろう。
海・陸・空のオールラウンドな武装体制、防衛省の苦心は並大抵のものではない。
天与の機:日韓協力でパワー増大
日本政府は朝鮮の脅威を声高に叫び、朝鮮半島の摩擦が日本にビッグチャンスをもたらした。
韓国メディアは1月5日、日本の北沢俊美防衛相が10日、韓国の金寛鎮国防相と会談し、自衛隊と韓国軍が食料や輸送作業を融通し合う「物品役務相互提供協定(ACSA)」と、防衛に関する秘密情報を交換する時の規則を定める「軍事情報包括保護協定(GSOMI)」の締結に向けて正式に協議入りする事で一致したと報道した。
「ニューヨーク・タイムズ」は、匿名の情報が入り乱れ、政府関係者が迅速に否定するなど、日本が韓国との軍事関係を強化したいと望んでいる事は明らかであると指摘した。フランス通信社に寄せられた匿名情報で韓国軍関係者は、「韓国も日本もこれらの協定を結ぶ必要があると感じており、両国の軍事関係の新たな時代を築くだろう」と述べている。
30年余りに及ぶ植民地統治の血と涙の歴史、これからどのような動きを見せるのか。
血気盛んな日本の企み
中国政法大学国際政治学部の李群英主任は、日本が2010年年末に発表した「防衛計画大綱」は分析する価値があると述べている。以前の日本の戦略方針は北方に対しての防御だった。つまり、ロシアを警戒していたのだ。今回の防衛大綱の調整は、南北両方を牽制するものであり、南は即ち中国の事である。
冷戦終結後、日本の右翼の影響は益々大きくなった。「われ先に」と言う勢いの日本が力をどんどん上げる中国への「注意深い観察」を「警戒による監視」体制へと切り替えたのも不思議ではない。十数万人に及ぶ自衛隊は500億ドルにも上る軍事費を使い果たし、日本が世界の先頭に立って、中国の健全な軍事力の発展を牽制する姿勢に疑問を感じる。
歴史は鏡にし、未来に目を向けなくては。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年1月11日