日中翻訳学院で講義する武吉先生 段躍中氏撮影
『日本僑報』によると、日中翻訳学院が1月6日から東京で中文和訳講座「武吉塾」の2011年春季受講生の募集を開始した。今回が第三期目となる。昨年講座を開講して以来、中国語愛好者に評判が高く、毎回定員いっぱいの受講希望者が集まる。
中文和訳講座「武吉塾」http://fanyi.duan.jp/takeyosijuku.htmは著名な翻訳家である武吉次朗先生が講義を担当し、半年に一度のペースで開講されている。記者や公務員のほかプロの翻訳家なども参加している。日中翻訳学院が主催する講座を受講することによって、中文和訳がスキルアップしただけでなく、転職にも役立ったとの感想が多く寄せられている。
地方在住の中国語学習者からの要望もあって、翻訳の専門家をより多く育てるために、日中翻訳学院は昨年4月にインターネットを利用したメールでの通信講座を創設した。翻訳の仕事に携わりたいと考えている中国語学習者にとって朗報である。
メールによる通信講座は全部で12回あり、武吉先生が毎回事前に中国語の課題をネット上で発表し、受講生が日本語に訳した課題をメールで提出し、添削してもらう。また、武吉先生は受講生の訳を講評し、参考訳文を送信する。
日本国際貿易促進協会相談役で元摂南大学教授の武吉次朗先生は、『日中・中日 翻訳必携』などの著作のほか、『新中国に貢献した日本人たち』といった本の翻訳で知られている。武吉先生は、翻訳の世界で長年培ってきた経験を全国各地の翻訳家へと伝えていきたい、と自身の希望を語り、もっとたくさんの若手翻訳家が日中交流のために努力していってほしいと述べた。(訳・作田幸子)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年1月13日