日本の隔月刊「墨」の酒井明編集長によると、日本の書道愛好家の数は一般的に2000万~3000万人とされている。つまり日本人5、6人に1人が書道を練習していることになる。また、書家と呼ばれ、個展や作品集を出版できる人は100万人以上いるという。
書道が普及しているのは、日本人が書道教育を重視していることと密接な関係がある。日本の小中学校では習字の授業があり、小学3年生から中学卒業までの6年間で基礎知識と技法を身につける。普通の日本人、特に年配者は字がきれいで、毎年元旦には寺や神社で書道をする習慣もある。学校で基礎を学ぶほか、日本の各地にある習字教室は愛好家にチャンスを与えている。