大手企業だけでなく、東北地方の中小企業も海外進出に乗り出している。
今回初めて説明会に参加したある機械製造企業は、2~3年以内に中国の天津に合弁会社を設立することを計画している。担当者によると、同社は日本語で会話でき、現地で橋渡し役にもなれる理工系の中国人留学生を採用したい考えだ。
海外進出を検討するソフト開発のエム・エス・アイ(山形市)は、3人の中国台湾出身の留学生を採用することを決めた。同社の前盛直人経営企画室長は、「留学生は働く目的意識が日本人より高い。大学生全体の就職は厳しいが、留学生人気は自然な流れではないか」と見ている。
経済学研究科の末松和子准教授は、「企業ニーズの高まりは留学生の就職とってよいこと。政府も就職支援体制を整えるべきだ」との見方を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年2月14日