水産庁は16日、動物愛護団体の妨害行為により、南極海で活動する日本の捕鯨船が活動を中断していることを明かした。現在、水産庁は今年度の捕鯨活動中止と捕鯨船団の予定を早めた帰国を検討している。
調べによると、動物愛護団体「シーシェパード」は9日、南極海で日本の捕鯨船団を発見し、甲板に発煙筒やガラス瓶を投げるなど妨害行為を実施したという。そのあと、捕鯨船団は活動を休止せざるを得なくなった。
枝野幸男官房長官は16日、記者会見で「安全性を確保するために調査捕鯨を中断している」と述べた。
日本の捕鯨船団は通常、3月中旬まで活動を実施する。ここ何年かの間にも、反捕鯨団体の妨害により、捕鯨活動が中断させられるということが起きていた。