資料写真:2010年10月6日午後、訪日中の中国卓球協会の徐寅生会長及び代表団メンバー20人と会談した石原慎太郎・東京都知事
英「インディペンデント紙」のネットサイト3月8日の報道によると、失言連発の石原慎太郎東京都知事は「日本は世界で唯一原爆の被害を受けた国だから、核兵器を発展させ、勢いが増す中国を警戒するべきだ」と主張した。
石原都知事は「インディペンデント紙」の取材で数々の意見を述べた。
「日本は年内にも核兵器を製造し、世界にその威力を示す。」
「我々の敵である中国、朝鮮、ロシアの近隣国は皆揃って、核兵器を持っている。このような敵に囲まれている国がほかにあるか。」
「いろいろ言う人はいるが、外交上で駆け引きができるかどうかは結局、核兵器を持っているかどうかなのだ。国連安保理事会の常任理事国はみんな核兵器を持っている。」
これらの発言がされたのは、中国が益々軍事力を強化していることに対し世界が脅威に感じている頃だった。
石原都知事は「昨年の漁船衝突は日本がどんなに弱腰で非力であるかをさらけ出した事件だった。中国の漁船はわざと日本の海上自衛隊の船にぶつかったと訴えられていたが、日本側が中国の漁船船長を釈放して事を終えた。もし、日本が核兵器を持っていたら、中国も尖閣諸島には手が出せないだろう」と述べた。
また、右翼派の石原都知事は「核兵器を保有すれば、ロシアはもっと日本を尊重するはずだ。ロシアは第二次世界大戦で日本の千島列島を奪った」と述べ、日本は武器の製造輸出に関する制限をなくすべきであると指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月10日