台湾メディアは3月9日、米アップルが35億ドルで日本のシャ-プの携帯電話部門を買収する意向を示していると報じた。
報道によると、アップルは日本時間3月14日、米カリフォルニア州にあるアジア本部で記者会見を行い、その時にアップルのティム・クック最高執行責任者(COO)は1株当たり20.3ドル(1680円)でシャープの携帯電話部門を買収することを発表する予定だという。また、スティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)も記者会見に出席する可能性があると見られている。
これが事実であれば、買収後のアップルの時価総額は3350億ドルに達する。アップルが高画質カメラ付携帯電話AQUOS SHOTと世界的に人気の高いモバイルASV液晶の関連技術を手にすれば、アップ製品の競争力は大幅に向上するに違いない。
好影響がもたらされるのは製品面だけでない。シャープは日本の3大通信キャリアに携帯電話を提供する唯一の会社である。シャープを買収すれば、アップルはこれを機にその他の欧米企業が開拓できない市場を切り開くことができる。この情報が伝えられた後、アップルの株価は2%上昇し、同日終値は358.12ドルとなった。シャープの株価は3%上昇し、15.2ドルで引けた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年3月11日