東京の成田空港で、物資の引き渡し式に出席した中国駐日大使館の呂克倹公使(左)と日本外務省アジア大洋州局・日中経済室の古谷徳郎室長(3月28日夜)
東日本大震災の発生後、一衣帯水の隣国が直面した災難、死傷者、危険、闘いに中国メディアと国民の高い関心が寄せられた。中国は四川大地震を経験し、今回の震災の苦しみが痛いほどわかり、東日本大震災で命が失われたことを悲しみ、被害を受けた人々を支援し、励ましている。筆者が交流した国民は、政府関係者、知識人、一般人のだれもが日本に同情心を抱いている。
しかし、中国メディアと国民の「日本称賛」の声はやや度を超えているとも感じ取れる。中国人に比べると、日本人はずっと根性があり、規則を守るという特性があるが、理性的で情熱に欠けている。あまりに理性的で我慢強いため、緊急事態でも日本人は機転が利かず、臨機応変ができない。
韓国「朝鮮日報」の3月24日の報道によると、山積みの救援物質は避難所にスムーズに運べていない状態だ。日本政府は人手不足だと述べる一方で、ボランティアの派遣に消極的である。日本各地でボランティア希望者が続々と名乗り出ているが、日本政府は経験不足のボランティアは救助活動を妨げると考え、食事と宿泊手段のないボランティアを受け入れないことを決めた。