日本の震災で、山東省の水産物価格が輸出増加

日本の震災で、山東省の水産物価格が輸出増加。

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発信時間: 2011-04-07 17:08:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

山東省海洋漁業庁からの情報によれば、日本は水産物消費の第一国であり、山東省はその輸出市場筆頭にあげられる。3月は、震災の影響で加工生産業は短期での回復が難しく、山東省から水産物輸入量が増大している。欧米国家は日本の水産物の安全性を憂慮しており、中国との共同事業に切り替え始めているという。

3月末、山東省海洋漁業庁の研究では、3月11日の震災発生後、山東省の顧客の大部分は東京、横浜、関西の神戸、大阪、南方の九州に集中しているため、直接の損失はなかった。一時、震災による短期的な輸送困難の間接的な影響があったが、これもすでに解消している。日本の交通、物流が徐々に回復するにつれ、日本は国内市場の商品供給不足により山東省の水産物を輸入しようという動きが拡大している。山東の上場企業やトップ企業は、震災や需要拡大の影響を受け、日本側から注文の増加が要求されている。注文の構造からすると、付加価値のある高級加工製品の需要は減少し、中程度、低価格商品や原材料への需要が増加している。これらの製品価格は上昇傾向を見せ始めている。

日本への山東省水産物輸入拡大以外にも、山東省と日本から欧米へ輸出されていた商品の市場価格も拡大する可能性がある。専門家は黄海、渤海の海洋海流や大気拡散ルートを分析し、山東省沿岸は日本の震災の影響をまだ受けていないという。欧米などの国家は日本の水産物の安全性を憂慮しているので、しばらく日本の大部分の近海物の輸入を止め、中国に転換してきている。青島、煙台などの貝類の輸出企業にも影響が出てきており、米国の顧客は日本のエゾホタテの輸入を見送り、中国企業と加工輸出拡大についての商談を進めているという。

卸市場や商社にもこの動きは見られ、3月11日以前に日本から輸入していたなまこは最近争って買われ、価格が急騰している。日本の関西産は50%、関東産は60%上昇している。マアジなどの冷凍魚の輸入は減少しており、国産海産魚類価格も20%上がっている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年4月7日

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