事件後、警察当局に拘留された汪某(東方衛視の映像から)
汪某の家庭はそれほど裕福ではなく、毎年30万~40万元の留学費はすべて母親の毎月7000元の収入に頼っていた。母親は貯金を使い果たし、親戚に借金をしていたようだ。汪某は5年間の日本留学中、一度もアルバイト経験がなく、自分の実家の生活条件は「非常にいい」と勘違いしていた形跡がある。
その一方で、母親は息子が異国の地で生活に困らないよう、雨風を防げる「温室」を提供してきたが、その基礎は十分ではなかった。しかも、「温室」で育った子の精神状態は不安定で、最終的に大きく崩れる結果となった。