日本に留学していた中国人の男子学生が上海に帰国した際、空港に出迎えに来ていた母親をナイフで数度刺すという事件が起こった。日本の華字紙「中文導報」が報じた。
刺傷事件は今月1日夜、上海浦東国際空港の到着ロビーで起こった。居合わせた人からは悲鳴が上がり、現場は一時騒然となった。母親を刺した留学生はすぐさま警察に連行された。
上海警察によると、留学先の日本の学校へ納付する授業料をめぐって、母子の間で口論になったことが原因だという。
同学生は浦東国際空港ターミナルビルに到着後まもなく、出迎えに来た母親と授業料のことで口論になった。現場に居合わせた人の話によると、機内預け荷物から果物ナイフを取り出し、我を忘れたかのように母親を続け様に刺したという。同学生は駆けつけた空港人民警察に直ちに取り押さえられ、母親は近くの病院に搬送された。
容疑者は現在、空港警察によって刑事拘留を受けている。
同学生は5年間日本に留学していたが、その間アルバイトをした経験はなく、授業料と生活費は、母親からの毎月7千元の仕送りで全て賄っていたという。
「人民網日本語版」2011年4月11日