劉江永氏:大愛に国境なし、苦難を分かち合おう

劉江永氏:大愛に国境なし、苦難を分かち合おう。

タグ: 劉江永 日本大地震 津波

発信時間: 2011-04-25 16:53:38 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中日友好21世紀委員会中国側委員

清華大学現代国際関係研究院副院長

劉江永

日本時間3月11日午後2時46分、宮城県の太平洋沖でM9.0の巨大地震と津波が発生した。日本の観測史上最大規模の地震だった。沿岸を襲った津波の高さは最大38メートルに達した。被災地の惨状はテレビやインターネットで直ちに全世界に伝えられ、人々を震撼させた。次々と押し寄せる大津波は町を、農地を、森林をあっという間に呑み込んだ。家の中にいた人々は無事なのだろうか。人々は心を痛めている。

今回の巨大地震は日本列島で発生した戦後最大の複合型災害となり、各方面に甚大な損害を与えた。死者および行方不明者は2万8000人に上っている。東北地方の宮城、岩手、福島各県は特に深い傷を負った。交通、電力、水道、生産、物流、通信、生態系はかつてないほど深刻に破壊された。巨大地震、津波、福島原発事故の三重災害は、日本に大きな人命、財産の損害をもたらした上に、全社会に精神的ストレスを引き起こした。

大愛に国境はなく、苦難は共に分かち合う。地震発生当日、温家宝国務院総理は直ちに菅直人首相に電報を打ち、中国政府を代表して日本政府と日本国民に心からのお見舞いを伝え、必要な援助を提供する意向を表明した。前日の3月10日には雲南省盈江県でM5.8の地震が発生したばかりで、政府と国民は救援活動に忙しかったにもかかわらず、少しもためらうことなく日本の被災地に援助の手を差し伸べた。中国赤十字会の第一陣救援物資はすでに日本へ発送され、中国と台湾の国際救援隊が直ちに日本に派遣され、被災地域で救援活動に参加した。

私たちは2008年の四川大地震の際、日本政府と国民から送られた救援支援と救援物資を忘れることはない。巨大な自然災害を前に、人道主義の大きな愛は国境を越え、実際の救援活動として実を結び、中日両国民の間にある心の溝を埋めたに違いない。日本はかつてない巨大な震災に遭い、多くの死傷者が出ている。被災者は国際社会の精神的、物質的支援を望んでいるだろう。

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