日本の福島第一原子力発電所の事故が中国に及ぼす可能性のある影響について、国家原子力事故緊急対応調整委員会は3日、次のような公式発表を行った。
国際原子力機関(IAEA)の報告によると、福島第一原発の状況、現場および周辺環境の放射線モニタリング・データはこのところ目立った変化はない。
専門家は次のようにみている。福島原発で事故が起きた装置の状況は安定に向かっており、放射性物質の大気への放出が一定期間続く可能性があるが、放出量は著しく減少している。事故緊急対策と善後処置はすでに長期化し、難度が高く、任務は大きな困難を伴うものである。ここ連日、中国内地(大陸本土)の環境、海域の大気および表面海水の放射線レベルの観測結果に異常はなく、食品と飲料水の抜き取り検査でも異常はない。
同委員会は同日から福島原発事故の状況によって、公式情報を不定期に発表する。
「新華網日本語」より 2011年5月4日