日本の東京電力は4日に、「福島第1原発の事故復旧に当たる作業員800人の生活を改善する」と発表した。これまでのレトルトなどの保存食を主食とした生活環境から、昼と夜に弁当を提供するほか、ベッドやシャワーなども設置する。
また、東京電力は福島第1原発と第2原発及び「Jヴィレッジ」(福島県楢葉町などの政府の活動拠点)に常駐の医者を派遣し、定期的に作業員の健康診断を行う計画を立てている。この他、周囲の放射線が低い場所にプレハブの仮設寮をつくり、6月下旬にも完成する見込みだ。
これまで、800人の作業員は第1と第2原発の敷地及び「Jヴィレッジ」で、寝袋や毛布などを利用して寝ており、食事はレトルト食品やビスケット、インスタントラーメンが中心だ。またシャワーなどの設備が足りず、体を拭うことしかできないという。
「中国国際放送局 日本語部」より 2011年5月6日