東日本大震災とそれに伴う放射能漏れは日本の製造業に大きなダメージを与え、多くの企業は海外での生産能力拡大を加速している。日系企業が多く集まる中国の無錫新区で、ブリヂストン、シャープ、クボタなど数社の日系多国籍企業は増産や増資を計画していることがわかった。
無錫市商務局の責任者によると、東日本大震災後、多くの受注商品が生産を移転され、これにより一部の無錫の日系企業は生産面の高い圧力を受け、部品供給の問題により減産した企業も中にはある。そのため、日系企業の多くは震災後のリスクを分散し、産業チェーンの運行を保証するため、増資や増産を計画している。
ブリヂストンは約5000億元を投じて華東地区本部を設立し、5月末にはシャープの携帯電話事業の50%が無錫市に拠点を構えることになっている。