東日本大地震による中国自動車市場への影響はすでに出始めている。しかし、影響が本格的に深刻化するのは2カ月後になりそうだ。ほとんどの日系車メーカーは、部品の供給は第4四半期には正常に戻るとしているが、第3四半期に関しては言及していない。部品の供給不足がもたらす製品不足はまだ始まったばかりである。
自動車業界に詳しい専門家によると、部品の生産は1ヶ月ないし1ヵ月半後を見越して行われているという。つまり、3月の地震は4月と5月分の製品の生産には影響を与えないということである。したがって、市場の供給は5月下旬までは正常に行われると考えられる。
地震から2ヶ月の生産状況は正常であるが、5月中旬あたりから、多くの日系車メーカーが大幅な減産を実施する。操業を停止するメーカもあるという。
地震の影響は自動車業界だけでなく、すべての市場におよぶとみられている。どの市場においても、日本製品の供給は今後2ヶ月で大幅に減少するに違いない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年5月24日