東日本大震災後、日本の外国人労働者が大量に帰国し、国内では労働者不足が発生した。これを受け、日本政府は外国人労働者の再来日を促すべく様々な措置を講じている。これは、日本行きを望んでいる中国人留学生にとっては良いニュースだ。中国に不足しているのは、各業界の専門技師--ハイレベルな「ブルーカラー」であり、日本は各技術面ではるかに中国を上回っている。日本新華僑報のウェブサイトが伝えた。
日本メディアによると、日本政府は外国人が日本で就労するための学歴要件を緩和し、日本の専門学校卒業者に与えられる「専門士」の資格を追加することを明らかにした。専門学校卒留学生の日本における就職に便宜を図り、留学生の数を増やすことが狙い。法務省が近く省令を改正し、6月下旬にも施行する。
日本政府は「経済活性化」という角度から、外国人労働者の誘致においては専門知識を重視しており、現行の省令では外国人の就職は原則として「大学卒業以上」の学歴が必要と定めている。
専門学校卒業者はこの基準を満たさないが、留学生の就職を支援するため、現在は卒業後も日本国内にとどまって就職する場合に限り、例外的に在留が認められている。しかし、卒業後に母国へ帰国してしまうと、就労目的での再入国は許可されていない。
法務省の調査によると、2009年、日本で就職活動を行った日本専門学校の留学生のうち、就職できたのはわずか7割だった。東日本大震災後、就職した専門学校卒業生の多くが再入国手続きをしないまま一時帰国し、在留資格を失ったため再入国が困難となった。同措置は、これらの専門学校卒業生の再来日を後押しすることが期待されている。
「人民網日本語版」2011年6月1日