私の出会った日本人⑨辻元清美「国内外の民間パワーを被災地に」

私の出会った日本人⑨辻元清美「国内外の民間パワーを被災地に」。 大地震発生2日後の2011年3月13日に、辻元議員は被災地救援活動を行う災害ボランティアをまとめる専門の役職として「内閣総理大臣補佐官」を命じられ、彼女自身も岩手、宮城そして福島の各被災地に赴いている…

タグ: 震災 ボランティア NPO 救援 被災地

発信時間: 2011-06-01 11:14:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

文=コラムニスト・陳言 | 勝又依子(翻訳)

羽田空港、東京駅、そして新宿の長距離バスターミナルなどでは、リュックサックを背負い被災地に向かう人の姿がよく見られる。彼らは特別な組織やグループに属しているわけではなく、一個人のボランティアとして、困っている被災者の助けになりたいという一心で被災地に赴く。日本におけるボランティア活動は、もはや一種のスタイルとして確立されており、海外からの目には、自らの襟を正させるような尊敬すべきスタイルとして映っているといえるだろう。

日本政府もこうしたボランティア活動に対してさまざまな便宜をはかり、ボランティア活動の広がりを推進している。衆議院議員である辻元清美さんはそうした中で非常に重要な役割を担っている。

大地震発生2日後の2011年3月13日に、辻元議員は被災地救援活動を行う災害ボランティアをまとめる専門の役職として「内閣総理大臣補佐官」を命じられ、彼女自身も岩手、宮城そして福島の各被災地に赴いている。

救援活動に最も必要とされているものは何か、被災地ではどんなスキルを持つ人が必要か、誰がボランティアをまとめていくのか、ボランティアやNPOと協力すべきはどの部署か―。地震直後はそうした県レベル、市レベルの対応がうまく進んでいなかった。辻元議員は自身の阪神大震災での経験や各NPOと過去に築いた関係を生かし、そして政府としての立場も踏まえ、ボランティア活動の条件を整えていった。

「被災地に赴けば、そこに来ていたほとんどすべてのNPO,NGOに私の知り合いがいました」

辻元議員は言った。

30年前、学生時代に自ら設立したピースボートでの活動をはじめ、さまざまなNPO活動経験を持ち合わせる辻元議員、その世界で彼女を知らない人はいない。彼女のようなNPO専門家が国会議員の中にいれば、政府とそうしたNPO間における情報の共有・伝達もかなり効率がよくなるはずだ。

コラムニスト・陳言 「日本スケッチ」

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