中日新聞5月31日の報道によれば、長崎県は30日、福島原発の放射能漏れ事故の影響で4月から中断していた活魚の対中輸出を5月31日に再開すると発表した。日本の水産庁は原発事故以降初めての活魚の対中輸出だという。
今回、中国に輸出される活魚は、真鯛、サバやヤリイカなど。最初の活魚はすでに31日午前、長崎市の新長崎漁港魚市を出発、福島空港から当日午後には中国上海に到着するという。
福島原発事故による安全面での不安から中国は4月8日前後から日本の農水産物輸入制限を強化していた。東北及び関東甲信越の12都道府県の農産物加工品を一旦は全面停止した。中国側は日本のその他の製品を輸出する際に証明書の提出を要求しており、対中輸出は麻痺状態に陥っていた。
日本の水産庁は27日、中国の関係省庁と同意が取れ、日本各地の都道府県へ検疫と通関再開の通知を交付したという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月1日