日本の新華僑報最新版に掲載された中日両国のイノベーション力の比較という論説である。
概要は以下のとおり。
東日本大震災以降、日本政府と東京電力の福島原発救援処理作業に大きな疑惑が浮上している。日本の科学技術力に疑問を投げかける人さえいる。日本の最先端ロボットは上海万博でバイオリンを弾いたり、踊ったりはできるが、原発の探査や救援には役に立たないなどという人もいる。中国の民間企業である三一重工のポンプ車が福島原発に使用されたのを見て、中国はGDPで日本を越えて世界第二位の経済国になったと同時に、科学技術でも日本を凌駕したという楽観的な声さえ聞こえた。
現在の日本にいったいどのようなイノベーション力があるというのか。最近、ネットに流れた情報で日本の科学技術の魅力を感じたものがある。日本の東京電気通信大学の研究員が開発した「遠距離キスシミュレータ」という装置だ。これはインターネットを通したキスシミュレータで遠く離れた土地にいる伴侶や恋人、全く知らない人とでも接触やキスをすることができるというものだ。言い換えれば、ネットを通してキスをする感覚を体験できるというものだ。