文字 ホーム > 中日両国

発信時間： 2011-05-31 15:54:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

まだ成熟していない「キスシミュレータ」なんていうものが、日本の科学技術イノベーションを表現しているというのかと思う人もいるだろう。だが、日本のその他の科学技術開発と組み合わせれば、その革新性は驚くべきものになる。

まず、日本のイノベーションは民間企業は主体である。民間企業と消費者、市場の要求に主体的で敏感なチャンスをとらえる能力が秘められている。日本の科学イノベーションはずっと人々の生活と密接な関係をもってきた。日本人がウォークマンを開発できたのは、いつもみんなに音楽を楽しんでもらいたいと思ったからだ。カラオケの発明も、一般の人でもスターのように舞台で歌を楽しませてあげたいと思ったからだ。そして今、伝書鳩、テレビ電話と来て、「キスシミュレータ」は人々のより深い気持ちの交流を助けることができるだろう。文字の交流、映像での交流の次は、もっと身近な皮膚感覚の交流ができるだろう。

利益誘導と市場情報に支配されているので、日本のイノベーションの重点は市場と消費者の要求に適応すること、経済での実利の追求が中心になり、よく生産力の引き上げや、豊かな商業的価値の創出を可能にしてきた。20世紀から若い人のほとんどが携帯型音楽プレーヤーを持つようになり、今の生活にもすっかり浸透しているインスタントラーメンもその時代の市場の意味を体現したものだ。人々が簡単、便利に楽しめるようになると同時に、企業も豊潤な利益を手にしてきた。もしも「遠距離キスシミュレータ」が実際に成熟して市場に参入してきたら、世界的な規模の成人娯楽市場だけでなく、ネットから生まれる新しい人付き合いということも考えられ、おそらく時代を画するイノベーションとなるだろう。

 

日本人フルタイムスタッフ募集
「中国網日本語版（チャイナネット）」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

友達に教える|印刷|お気に入りに登録|ページトップへ戻る

コメント

コメントを書く