東大研究者、太平洋底に大量のレアアース発見

東大研究者、太平洋底に大量のレアアース発見。

タグ: 太平洋 レアアース

発信時間: 2011-07-04 13:48:15 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

英科学誌「ネイチャージオサイエンス」インターネット版が3日に掲載した東京大学の加藤泰浩教授が率いる研究チームの研究結果によると、中央太平洋と南東太平洋の深さ3500~6000メートルの深海底から大量のレアアースを含む泥が見つかったことがわかった。埋蔵量は陸地の約1000倍に上るという。「人民ネット」が伝えた。

高濃度のレアアースを含むこの泥には開発の障害となる放射性元素のウランやトリウムが含まれておらず、回収が比較的容易にできる。研究結果で開発にかかる費用については触れていないが、これは日本だけでなく、世界にとっても極めて重要な資源だと見られている。

加藤教授の研究チームは、東京大学大気海洋研究所などがこれまでに太平洋の約80カ所の深海底から採取したサンプルを分析。その結果、ハワイ島を中心とした中央太平洋の約880万平方キロメートルと南東部のタヒチ島付近の約240万平方キロメートルの海底の泥に高濃度のレアアースが含まれていることがわかった。

これは、大量のレアアースが吸着した鉱物が海底に蓄積されたためと考えられる。4平方キロメートルの泥に含まれるレアアースは、日本の消費量の1~2年分に相当する。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年7月4日

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