中国人留学生による「華風ダンシング・チーム」のメンバー |
愛知学院大学教養部、日本中部華人文化芸術界連合会、中日商報新聞友好交流会の共同開催による「東日本大震災復興支援チャリティ公演」が2日、愛知学院大学記念講堂で開催され、名古屋に住む華人華僑や両国の学生200人以上が参加した。 中日商報が報じた。
同イベントは午前、ボランティアによる講演からスタートした。中日商報新聞友好交流会の会長を務める株式会社興亜通商の鄭興社長が、ここ数年にわたる社長自身のボランティア活動体験を詳しく紹介した。鄭社長は愛知学院大学に留学、1997年卒業。この日、母校を再び訪れるチャンスを得て、心躍り、かつ感無量だと感想を述べた。また、今回の震災後、仲間に呼びかけて災害復興支援ボランティア活動を実現させる経緯を詳しく話した。
昼ごろになると、慈善バザー始まった。書画作品やプーアル茶などの中国文化豊かな製品が会場全体の注目を集めた。日本に住む書画家・李行達氏と弟子の女性は、自作6枚を携えて今回のイベントに参加、作品は全て華人華僑が買い求めた。慈善バザーの収入の20%は、愛知学院大学を通じて被災地に送られる。
午後2時間に始まった公演では、日本中部地方で長年活躍している二胡奏者の王侃さんや中国人留学生による「華風ダンシング・チーム」のメンバーが次々と舞台に立ち、楽器演奏、曲芸、京劇、ダンスなど素晴らしいパフォーマンスを観客に披露した。高音と低音が相織り成す美しい二胡の響き、まろやかな洋琴の音、情感あふれる歌唱、ダイナミックな中国民族舞踊、モダンダンスなど、全演目が会場から拍手喝さいを受けた。ラストは、出演者・観客全員による大合唱で公演が締めくくられた。
ある地域が困難に見舞われると、四方八方がこぞって、救いの手を差し伸べる、これは我々全人類の美徳だ。今回のイベントを具体的に計画・運営した愛知学院大学の朱新建先生は、「被災地の人々が一日も早く災害に打ち勝ち、互いに助け合い、美しい郷里を再建することを心から願っています」と語った。
「人民網日本語版」2011年7月4日