日本の東北に「田代島」という小島がある。面積わずか2.7平方キロメートル、約70人の住民が住んでいるこの島は有名な猫の天国だ。家自体を猫の形に作ってしまった人もいるほどで、田代島の多くの人はこの島の本来の名前を忘れてしまい、「猫の島」と呼んでいる。
日本の「産経新聞」によると、宮城県石巻市にある田代島は住民わずか70人、だが約100匹の猫が住んでいる。このため、島を「猫の島」として売り出し、国内外の観光客を呼び込むことにした。田代島の住民は猫を神様のように扱い、猫の天敵である犬を飼うことは1匹たりとも禁止されている。
田代島は陸地から遠く離れており、石巻市から渡し舟で約1時間かかる。住民は漁業で生計を立てている。田代島には「猫神社」があり、「猫神様」に大きな魚が捕れるように祈ってきた。毎年、猫をテーマとした撮影大会を開催している。
田代島の住民は長寿で、平均年齢は71歳。島民はこれを田代島の魅力として宣伝要素のひとつと考えている。2月に日本テレビで報道されて以来、世界中から猫好きな観光者がこの島に押し寄せるようになり、観光業を盛りたてている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年7月15日