放射能を浴びた稲わら飼料を食べたために、体内で放射線量が極めて高くなった日本の福島県産牛肉が、今年4月から6月までJR東海の新幹線(東京―大阪間)列車のお弁当で販売されていたことを、JR東海が確認した。日本ニュースネットが20日伝えた。
JR東海によると、同会社の新幹線車両内で食品販売を担当する子会社が、今年4月福島産の牛肉を仕入れ、12,500個の牛丼に加工し列車で販売したという。最近、日本厚生労働省により提供された「放射能汚染牛肉」のバーコードを使って内部調査をした際、一部の牛肉が上記の食品会社に購入され、お弁当に加工販売されていたことが明らかになった。
専門家は汚染された牛肉を食べてもこの程度では健康に影響がないとしているが、牛丼を食べた乗客が不安に思うことは当然であろう。
一方、JR東海は、今後被災地からの肉類に対しさらに厳格に放射線量検査を行い、汚染肉の混入を防止すると声明を出している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年7月21日