日本の首相であり、与党民主党代表(党首)の菅直人氏は、26日午後、民主党役員会で正式に党首辞職を表明した。
ここ十数年で日本の政局は揺れ動き続け、首相の更迭が後を絶たない。昨年夏の参議院選挙の惨敗、3•11東日本大震災。菅直人政権は被災者支援の失策でまた強烈な批判に晒された。民主党は分裂の危機に瀕し、野党は圧力をかけてくる。菅氏は前後を敵に囲まれ、5年間で5人目の辞任首相となった。国が最も団結を必要としていている時に、新しい政権闘争が苛烈を極めている。
菅氏の辞任はいいが、民主党の政権存続は難しい。日本ではこんな狂歌がはやっているという。「鳩山家の金、小澤の智謀、菅の名前。三人揃ってやっと今の民主党になる。」この三人は日本で民主党の三本柱といわれているが、前後して政治的な打撃を受けてきた。今後、誰がリーダーになり、どのようにして内部派閥闘争を解決し、その他の政治政局と連携して、国家を今の苦境から脱出させるのか。民主党も、日本政界全体も十字路に立っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年8月26日