日本の人気グループだった「モーニング娘」
世界第二の音楽市場といわれる日本では、娯楽産業が異常に発達している。若いネットユーザーはジャニーズやエイベックスといった大手芸能プロダクションはいわゆるスターを生み出す工場ともいえ、無数の人々の憧れとなっているが、多くの人にとってスターへの道は、想像するほど甘くはない。彼女らがどんなに苦労を重ねても、その道のりは果てしない。私は最近、「ジャパン・メディア・プロダクション」という会社を訪ね、音楽が大好きという少女をインタビュー。日本の芸能プロダクションにおける芸能人の実態とスターを生み出すメカニズムを垣間見ることができた。
◇低年齢化
日本のスター輩出の最も重要な特徴に、低年齢化がある。そのメリットは2つある。年齢が若いほどスターに仕立て上げるコストがかからない。そして、より視線を集めることができる。その最も顕著な例が、ネットユーザーなら誰でも知っているBOAだ。彼女は14歳で芸能界に入り、韓国と日本でブレイクした、この典型的な例といえる。
芸能プロダクションの手助けがなければ、運に頼るしかない。例えば、AsianQのチコは高校卒業後、自らバンドを結成、数年間活動を続けたが、最終的に解散した。同グループのちあきは「現役女子大生」だが、アルバイトと勉学に時間をとられ、練習になかなか打ち込むことができない。
女の子が日本で有名になりたかったら、「早い」ほうがいい。15歳までにデビューしなければ、この業界に入れる可能性がかなり薄くなるといえるだろう。これも娯楽業界における日本の幼恋文化のあらわれだろう。
◇グループ化