日本を訪問中の中国チベット学者・活仏代表団は3日、大阪で日本の学者と座談会を開き、西蔵(チベット)の現状や歴史文化について幅広く、踏み込んで意見交換した。団長の鄭堆・中国チベット学研究センター副総幹事は、同センター発足25年来の西蔵の宗教、歴史、医学に関する研究、および西蔵伝統文化の保護、継承、発展に向けた努力について紹介した。
座談会は活発な雰囲気の中行われ、具体的で細かな問題まで話し合われた。大阪大学の伊勢労夫教授は西蔵の言語教育・研究、チベット寺院の師弟関係などに言及。鄭団長、各団員、中国仏教協会西蔵分会副会長の旦増格列(音訳)活仏が詳しく回答した。
古都・奈良から参加した山根俊治・鑑真文化交流協会会長は「中国の高僧・鑑真は仏教だけでなく、書画や医薬も日本にもたらした。仏教研究で中国側との協力の機会を持ちたい」と述べた。
「人民網日本語版」より2011年9月5日