楊光団長(右)から村上立躬理事長に記念品贈呈。段躍中撮影
孫参事官(右)と交流する団員たち。段躍中撮影
「日本僑報」によると、9月13日夜、東京品川プリンスホテルにおいて、中国社会科学院西アジア・アフリカ研究所楊光所長を団長とする中国社会科学院青年研究者代表団第2陣一行50名を向かえ、日本側主催者日中友好会館村上立躬理事長、来賓として外務省アジア大洋州局山野内勘二参事官、自由民主党竹下亘衆議院議員、日本国際問題研究所浅利秀樹副所長他関係者、中国側中華人民共和国駐日本国大使館孫美僑政治部参事官他関係者多数列席のもと歓迎レセプションが行われた。
山野内勘二参事官は、3月11日の大災害における中国政府、中国国民の温かい支援に対し感謝の言葉を述べると共に、5月21日東京で開催される日中韓3カ国首脳会議出席のため訪日された温家宝首相が、会議に先立ち被災した仙台、福島を訪れ、被災した人々に温かく話しかけ、福島県産の果物などを食し、日本の安全性をアピールしていただいたことに対し感謝の言葉を述べた。また、今回訪日した人々に対し、滞在中は日本の若者と意見をかわし、個人的に友情を深め、学術以外にも日本を知っていただくことが 将来の日中関係にとって意義深いものと期待されると歓迎の言葉を述べた。
楊光団長は、東関東大災害で被災人々にお見舞いの言葉を述べ、つづいて前日が中秋の名月であったことから、諸先輩が友好、交流の種を蒔いたことに敬意を表し、その種が立派に実り収穫の時を迎え、日中の若者がさらなる発展に育てていくことを期待すると挨拶した。
一行は9月12日より9月18日までの7日間「中米関係・日米関係」「司法」をテーマに2つの分団に分かれ、東京、広島、大阪で専門家と交流、視察を行い、我が国及び東アジア全般の政治、経済、社会、文化などについて幅広く理解を深める。
日中の次世代を担う専門家が、国の枠を乗り越え未来の国のありかた、国際問題など活発に意見を交わすことが、日中間のみならず広く世界にとって意義のあることとなることを期待する。(岩楯嘉之)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年9月14日