丹羽大使はあいさつを行う
2011年9月20日午前12時頃、「中国国際救援隊に対する感謝状授与式」が日本駐中国大使官邸で行われた。現在、駐中国大使を務める丹羽宇一郎大使は、中国地震局国際合作司の胡春峰司長と授与式に参加した。丹羽大使は、日本の東日本大震災の被災地である岩手県大船渡市で救助活動を行った中国国際救援隊の尹光輝監督、姜克峰隊長をはじめとする13名の隊員に対し、一人一人に感謝状を手渡し、岩手県の特産品である箸を記念に贈った。
席上、丹羽大使は中国国際救護隊の被災地救援活動における大変な尽力に感謝を表し、隊員の優れた専門的な技能と人道主義を賞賛した。
また、感謝状授与の後に、司会者が大船渡市の戸田公明市長の感謝の手紙を読み上げた。文中、戸田市長は中国国際救援隊が震災発生後、いち早く被災地に乗り込み、余震が続き、雪が降る寒い劣悪な環境の中で2週間の救援活動を行ってくれたことに対する感謝と大船渡市で現在進められている災害復興計画で、復興建設をやり遂げる決意がしたためられていた。
最後に、中国側を代表して、国家地震局国際合作司の胡春峰司長は今回の丹羽大使の心温まる招待に感謝を表し、同時に、中国国家救援隊が日本の震災救援に力を尽くしたことが中日友好に役立てればうれしいと述べた。また、胡司長は中国と日本はともに自然災害が多発する国であり、今回の東日本大震災は我が事のように感じると語り、今後も引き続き、両国で防災協力をして行きたいと述べ、来月、北京で開催される東アジア地震シンポジウムについて言及した。
感謝状授与式の後、中国国際救援隊の代表は丹羽大使主催の宴席に招待された。