親孝行の時間さえない 日本で高まる「代孝」業需要

親孝行の時間さえない 日本で高まる「代孝」業需要。 日本には様々な代行業があり、最も多いのが留学や海外旅行ビザ手続きの代行である。他にも、飲酒後に自宅までの運転を代行してくれる「運転代行ドライバー」なるものまで存在する。そして、高齢化社会の出現により、今度は親孝行を引き受ける「代孝」業需要が高まっている…

タグ: 親孝行 日本 代孝 敬老の日

発信時間: 2011-10-14 11:20:49 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本人は忙しく、たまに両親と食事をする時間を作るのも難しい。だが、金さえ出せば、代りに親孝行してくれる人を見つけるのはそれほど難しくないという。シンガポール『聯合早報』が報じた。

日本には様々な代行業があり、最も多いのが留学や海外旅行ビザ手続きの代行である。他にも、飲酒後に自宅までの運転を代行してくれる「運転代行ドライバー」なるものまで存在する。そして、高齢化社会の出現により、今度は親孝行を引き受ける「代孝」業需要が高まっている。

先月中旬の敬老の日、愛知県にある代孝業者は次のような広告を出した。「忙しくて実家に帰れない方、忙しくて墓参りできない方、その親孝行、我々が心をこめてお手伝いします。」

この代孝業者のサービス内容は実にバラエティー豊かで、高齢者の日常生活の面倒はもちろん、病院へ連れて行って注射をしたり、薬を買ったり、更には各種旅行まで取りそろえており、依頼者の両親を旅行へ連れて行ってくれるのだ。

日本のパートタイマー派遣会社「カジタク」には、家事と親孝行をセットにしたコースがあり、3月の大震災以降、人気を集めているという。

カジタクの取締役である楠見敦美氏はこう語る。「日本の一般家庭では家政婦を雇うことが少なく、高齢者たちも知らない人が家の中に手伝いに来るのを嫌がります。しかし、大震災後は両親の安否を気遣う人々が増え、家政婦サービスを提供することで少しでも彼らの不安を和らげられればと考えました。親孝行セットを利用する人の多くが40~50歳の人々です。現代の人々はそのほとんどが結婚後、それぞれの小家庭を築いたり、あるいは仕事が原因で故郷を離れたりと、なかなか両親と同居することができません。この親孝行セットのポイントは、家政婦が定期的に実家を訪れて家事をこなし、終了後にはまたその様子を電子メールで報告することでご両親の状況を依頼者に知らせることができる点です。」

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