食品会社「話食屋」のサービスは、その更に上を行く。それは、依頼者の代わりに実家を訪れ、高齢者とともに食事をするというものである。この会社の社長はもともと高級車レンタル業を経営しており、富裕層を対象にドライバーを派遣していた。その中で、富裕層の高齢者たちが一人でさびしく食事をする光景を目にし、このビジネスアイディアをひらめいたのだという。
彼は言う。「これらの高齢者たちはみな毎日大きな家で、一人で食事をしている。寂しいものだ。この親孝行セットは高齢者のために家庭料理を作り、一緒に食べながら世間話をする。食事の後は、食器を全て洗って帰る。今、このサービスを利用している人の多くは、妻や夫を亡くしたばかりの高齢者で、彼らの子どもたちが親の寂しさを紛らわせるためにこのサービスを依頼してくる。」
「話食屋」の利用料は安くはない。食事を作って一緒に食べる3時間のサービス料で1万5000円、しかも、そこに材料費は含まれていないのだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年10月14日