10月12日発行の「日本僑報電子週刊」第1001号で、辛亥革命百年記念特集を発表し、福田康夫元内閣総理大臣から新潟華僑華人総会が開催した「辛亥革命百年記念講演会」に寄せられた祝辞を紹介した。
福田康夫元総理は、「今年は中国近代化の出発点となった辛亥革命百周年を記念し、日中両国において、様々な行事が開催されています。新潟華僑華人総会主催による、「中国辛亥革命百周年」記念講演会が盛大に開催されますことに、辛亥革命百周年記念行事日本実行委員会を代表して心からお祝いを申し上げます。本講演会を通じて、日中両国の「温故創新」がさらに進展することを、心より期待しております。」と祝辞を寄せた。
今号の特集では「池袋と辛亥革命百年」をキーワードに百年前孫文が池袋に寄宿したという重要な史実を披露した。
特集によると、百年前孫文が来日した際、池袋在住の親友宮崎滔天家に寄宿した史実があるが、数多くの孫文に関する研究で「池袋と孫文」についての研究は未だされていない。
宮崎家では、滔天先生の孫娘である宮崎蕗苳先生が今や86歳の高齢のため、先生が残した大量の貴重な資料が整理されていない。
そこで、日本僑報社編集長・日本湖南人会会長段躍中氏は、「宮崎滔天先生と中国」という研究のため、徒歩で数分の宮崎家でこれら貴重な資料を、志ある方と共に整えたいと望んでいる。
日本僑報社では昨年末出版した日中対訳版『湖南省と日本の交流素描』(石川好著、日本湖南人会訳)の中で、黄興、宋教仁、陳天華など辛亥革命に多大な貢献を果たした湖南人が日本に滞在していた状況を詳しく紹介している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年10月17日