長時間労働・低所得の「日本式タクシードライバー」

長時間労働・低所得の「日本式タクシードライバー」。 日本はタクシーの台数制限がない国である。タクシーの・ドライバーの中には個人タクシーの事業者も少なくない。私の恩師が個人タクシーだけを選んで乗るのは、「タクシー・ドライバーはきつい仕事だが、中でも個人タクシー事業者の辛さは並大抵ではない」という理由によるものだ…

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発信時間: 2011-10-26 10:50:02 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

各種能力を備えたドライバー達

資料写真

乗客にとって、法人タクシーが個人タクシーよりも優れている点と言えば、法人タクシーのドライバーは、会社主催の救命講習を受けているということである。万が一、乗客に急病が起きた場合や、走行中、緊急的な場面に遭遇した場合に、その知識を役立てることができる。

また、警備員なみの護身術を身につけているタクシー・ドライバーも少なくない。これは乗客から身を守るためではない。毎日、車を走らせていると、道中、何らかの事件に出くわすことが往々にある。その際に、警察に連絡するだけでなく、何らかの役に立つことができるのである。また、寝たきり状態の乗客の介助の資格を備えた介護タクシー・ドライバーもあり、障害者や病人が移動する際、ドライバーがその介助サービスを提供している。

これほど多くの技能を持つドライバーであれば、別の仕事を探すのもそれほど難しいことではない。よほどタクシー・ドライバーという仕事が好きでなければ、または定年退職後まだまだ働きたいと思っているのでなければ、この職業を長く続けてはいけないだろう。日本では、タクシー・ドライバーは尊重されるべき職業なのである。

日本ではタクシー代は安くない。初乗り料金は780円と高く、それ以降は250メートル毎に運賃が加算されていくというシステムだ。日本では、一般の人が遠隔地への移動にタクシーを使うなんて考えられないことである。また、タクシー会社は事あるごとに運賃の値上げ申請を行なっている。だが、運賃値上げにより乗客のタクシー離れが加速化するため、個人タクシーのドライバーの中には運賃の値上げを決して歓迎していない人も少なくない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年10月26日

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