日本政府はこれまでに、中国人観光客を対象とした数々のビザ優遇措置を発表してきたが、2010年にはすでにその効果が現れている。日本の観光庁は25日、2010年外国人旅行者の日本滞在状況に関する調査結果を発表、訪日外国人旅行者を国別でみると、中国人旅行者が最も多いことが明らかになった。日本新華僑報網が日本メディア報道を引用して伝えた。
調査の対象となったのは、従業員10人以上の旅館・ホテル経営企業で、1万2千軒のホテル・民間宿泊施設。2010年に観光目的に日本国内で宿泊した旅行者総数は、前年比15.8%増の延べ3億4882万人に達した。
このうち外国人旅行者数は、調査がスタートした2007年来最多の2602万人をマーク、増加率は42.2%に達した。
訪日外国人旅行者数の出身国別トップ3は、中国大陸部が首位、2位が韓国、3位が中国台湾だった。これら3カ国・地域からの旅行者数は、2010年訪日外国人旅行者全体の半数を占めた。観光庁は「中国人個人客を対象とした訪日観光ビザの規制をさらに緩和したことが、中国人観光客の増加に結びついた」と分析している。
「人民網日本語版」2011年10月27日