22日午前に開かれたシンポジウム「中日関係の現状と課題」
中国職工対外交流センターの招請を受け、有限会社ライフビジョンの奥井禮喜代表取締役を団長とするユニオンアカデミー(組合学会)代表団一行13人が20日夜、北京に到着し、5日間にわたる交流活動を開始した。
訪問中は中国職工対外交流センターが、代表団のために多彩な交流活動を準備。同センターの代表と、中日両国の労働組合の現状と問題や労働運動の目標などについて意見を交わすほか、中国企業の代表と交流し、中国の経済発展の状況を視察するとともに、北京の都市づくりを視察し、中国の都市化の進み具合への理解を深める。
なかでも特に重要なのは22日午前に開かれたシンポジウム「中日関係の現状と課題」で、同センターの白立文副秘書長、中国現代国際関係学院日本研究所の馬俊威副所長、著名な翻訳家の林国本氏ら中日問題の専門家が出席し、歴史問題、国民感情、日米関係の中日関係に対する影響、中日メディアの相違などについて、代表団の代表らと和やかな雰囲気の中、幅広く交流し、互いに中日関係の発展促進への期待を示した。
中国職工対外交流センターは中華全国総工会(労働組合の全国連合組織)、中国企業連合会、中国国際貿易促進委員会、中国科学技術協会、中華全国青年連合会、中華全国婦女連合会などの呼びかけと支援で1984年に発足した民間の対外交流団体。中国の労働者と各国の労働者の相互理解、友好、協力を増進し、世界の経済発展と社会の進歩を促進することで、世界の平和を守ることを目的としている。
2001年に設立したユニオンアカデミーは、日本の労働組合のリーダーが始めた、日本社会から賛同を得ている団体で、設立に際し、「働く人が充実した人生を作ることを支援するためのunion identityを再構築する。組合リーダーの育成。」というスローガンを提示した。その中心者である奥井氏は長年、中国との労働者交流や文化交流などに力を入れ、中国の改革開放後の成果を大々的に宣伝、中日両国の交流推進に目覚しい貢献をしてきた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年11月22日