世界最大の中国語検索エンジン「百度」と日本のインターネット協会が、今年の中国と日本のネット検索人気ワードベスト5を発表した。中国の1位は神棍節、2位以降はPM2.5、11.16甘粛正寧県の交通事故、天宮神八哥、蛍火1号火星探査器の順だった。一方日本の1位は、なでしこジャパン、2位以降は東日本大震災、絆、興味がない、どじょう内閣の順だった。『新華僑報』が伝えた。
第1位:神棍節 VS なでしこジャパン
2011年11月11日は6つの1が並ぶことから、この特殊な「光棍節」(シングルデー)を中国のネットユーザーは「神棍節」と名付けた。生活のストレスから今ではシングルの若者の結婚が難しくなっている。そこで海を隔てた、なでしこらが中国の独り者の格好の話題となった。今年のドイツW杯で、最後10人で戦ったなでしこジャパンがアジアで初めてW杯を制した。東日本大震災発生後の彼女たちの活躍は日本に自信を与え、全日本が彼女たちに喝采を送った。そして日本のネット流行語で堂々の第1位に。
第2位:PM2.5 VS 東日本大震災
北京で連日モヤモヤした天候が続く中、「PM2.5」(大気中の粒径2.5μm以下の粒子状物質)が多くのネットユーザーに初めて知られることとなった。一方、日本では東日本大地震の地震、津波、放射線による環境への危害は計り知れない。環境が人類に与える影響は共通であるため、中国と日本はさらに環境保護に尽力していく必要がある。
第3位:甘粛省交通事故VS絆
幼稚園児21人の命が奪われ、中国政府に再び警鐘を鳴らした。教育資源配置の不均衡から、9人乗りのワゴンに60人以上の園児が詰め込まれて起きた悲惨な事故。一方、日本人は大地震で家族を失い、人々の「絆」を改めて見直すようになった。家族を失ったのは同じでも、一方は「人災」、もう一方は「天災」だと言わずにはおれない。