資料写真:日本の小学校の入学式
日本人の血を引く移民の後世も、また例外ではない。08年にリーマン・ブラザーズが破綻し後、金融をめぐる大津波が世界を巻き込んだ。日本政府は本国にいる移民の後世、日系ブラジル人すべてをブラジルに帰還させるため資金を拠出してチケットを購入。このニュースは人々に奇異、驚きをもたらした。民主党が提出した外国人に参政権を与える法案も強い反対に遭い頓挫。日本社会にはびこる外国人排斥ムードはときに高まる傾向にあり、非常に憂慮される。
日本はすでに少子高齢化社会に突入。人口は年々減少、一部民間組織はより多くの外国人移民を受け入れるよう政府に訴え始めた。外国人が日本で生活する環境を改善しようと、長年にわたりたゆまぬ努力を続けている民間団体もある。例えば、日本人と外国人との交流活動を展開する、一部地方の国際交流センターで現地に住む外国人との座談会を開く、地方に留学生支援機構を設立する、留学生にさまざまな援助を提供するなど。だが、効果は限られているようだ。実際、外国人排斥は日本では一種の“文化”となっている。こうした不良文化を根絶するには、小中高生にそうした傾向があることに着眼したうえで、幼いころから平等の意識をもたせることが必要ではないか。今のところ、その道はまだ遠いが……。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年12月22日