南アフリカ 百年前の「日本脅威論」

南アフリカ 百年前の「日本脅威論」。 20世紀初頭、日本は古くからの植民主義国に乗じて戦争に忙しく、綿紡績品や靴下、衣料品といった廉価な商品を利用して急速にアフリカ市場を占有、欧州の対アフリカ貿易に深刻な打撃を与えた。古き植民主義者をより心配させたのは、欧州が日本のアフリカへの進出ぶりから、膨脹し続けるその野心を見て取ったことだった…

タグ: 日本 植民地 投売り アフリカ 市場

発信時間: 2012-01-06 10:51:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

紡績工場を表わす日本の浮世絵

白人エリートが対外一致を呼びかけ

日本は遠く地球の半分の外側に位置しているが、南アフリカの白人統治者の心配は、「貿易浸入」のみに限ったことではない。彼らは、東京は国内の「過剰人口」解決のため性急に海外に活路を見いだすことをはっきりと意識していたのだ。

また、日本の一部好戦家の発言が過大視されると、事態はよりエスカレートした。野心旺盛なこのアジアの強国を前にして、一部の白人は「南アフリカの各層は手を携えよう」と呼びかけた。作家ヘドレーは1933年の著作「虎視眈々とする黄色人種」の中でこう主張している。英国人とオランダ人は手を携え、さらに黒人と白人も敵意を投げ捨てて、東洋の脅威にともに立ち向かわなければならない、と。

反日感情が至るところに

南アフリカというこの重要な貿易パートナーを引き込もうと、羊毛の価格がオーストラリアを上回っても、日本はやはり購入量を増やし続けた。だが、こうした姿勢は南アフリカ統治者の懸念を一層深め、日本がこのように好意的なのは別に意図があるのではないか、と思うようになった。ちょうどこの時、日本政府がエチオピアと同国の大規模な綿花畑の購入について交渉している、という情報が伝わった。南アフリカはこの情報をかなり重視し、詳細な状況を把握するため担当者を派遣。

それから数年、南アフリカ政界と民間の日本への憎悪はますます強まっていった。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年1月6日

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