上空からパラシュートが舞い落ち、遠くでは銃声が響いた。日本自衛隊の切り札でもある「第1空挺団」が千葉県で軍事演習を行った。第1空挺団は陸上自衛隊でただ一つのパラシュート降下部隊で、高いスピード攻撃力と特殊作戦力があり、陸上自衛隊の切り札といえる。日本新華僑報網が伝えた。
第1空挺団は8日、習志野演習場で軍事演習を行った。毎年1月にパラシュートの降下訓練が公開される。今回の軍事演習には約1万1000人の観衆がつめかけた。
第1空挺団は日本国内でただ一つのパラシュート降下部隊。軍事演習では、高さ340メートルの上空を飛行する自衛隊機「C-1」と「C-3」から山之上哲郎団長を先頭に50人の隊員が次々に飛び出し、演習場に降り立った。
奪われた陣地を取り戻すという想定で訓練は行われ、陣地に降り立った主力部隊は武装装甲車41両、航空機18機の支援を受けながら敵軍の陣地に向かい、最後に陣地を奪い返した。今回の軍事演習には航空自衛隊の航空支援集団と陸上自衛隊のヘリコプター団も参加した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年1月12日