日本のテレビ東京は昨日、中国の動画サイト「優酷(YOUKU)」に対し、「NARUTO -ナルト-」「BLEACH」「銀魂」など同局が著作権を保有するアニメコンテンツを削除するとともに、優酷上の70万件を超える違法配信リンクを徹底的に片付けるよう、再度書面で警告した。「新京報」が伝えた。
■テレビ東京「優酷の軽視に驚き」
テレビ東京は昨年12月19日にも優酷に対し、中国法で保護されている前述のアニメコンテンツの削除を書面で要求。関係する広告スポンサーに対しても書面で警告を行った。「だが驚くべきことに、優酷上ではNARUTOなどの不法配信が続いた。さらにひどいことに、こうしたコンテンツは毎週更新されていた。著作権を公然と軽視し、一連の通知を無視する優酷の行為は、テレビ東京だけでなく日本のアニメ産業全体に驚きを与えた」とテレビ東京は書面で表明している。
テレビ東京はさらに、優酷が道義に反する行為を直ちに改めない限り、今後協力の扉を完全に閉ざすと表明。中国または世界でさらなる法的手段を講じる権利を留保するともしている。
■同業他サイト3社は優酷を閉め出し
他の動画サイト3社(捜狐、土豆、楽視)は、優酷の動画検索エンジンへの3社の動画コンテンツの反映を禁止すると発表した。優酷が検索結果を公正に示さず、3社の動画へのアクセス速度も故意に低く示しているというのがその理由だ。
「人民網日本語版」2012年1月15日