中川幸司:2012年ドラゴンが救世主となる!?

中川幸司:2012年ドラゴンが救世主となる!?。 ドラゴンといえば、伝説上の架空の生き物で、多くの国・文化圏において、古来から威厳のあるキャラクターとして絵画・文学等の芸術においても頻繁に表現されてきました。日本と中国のドラゴンのイメージは「神」を象徴する伝説的生物として比較的近いようであります・・・

タグ: ドラゴン 2012  中国 漫画 クリエイティビティー

発信時間: 2012-02-07 16:39:35 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

キャラクターグランドデザインから玩具工業デザインまでをすべて監修された、まさに日本を代表する玩具業界の『巨匠』ともいえるべき村上氏によれば、キャラクターとしてのドラゴンは中国でのキャラクターマーチャンダイジングとして大きなビジネスチャンスになりうるとのことでした。

僕が中国各地を研究調査した中で、中国のコンテンツ産業の弱さの源泉は、キャラクター開発力の弱さです。アニメであれ、漫画であれ、玩具であれ、クリエイティビーティー(中国語で「原創力」)というものが根本的に弱いです。これは、日本人だけが感じているということではなく、中国のマーケット(一般消費者)および、中国のこうしたキャラクターをつくる企業そのものが感じている問題でありまして、そのために中国企業はこのクリエイティビーティーを習得するために「最近になって」努力をするようになって来ました。

中国の漫画やアニメが好きな方たちにきいても、日本の漫画やアニメが好きという回答がかえってきます、なぜ中国原作のものが好きではないかというとキャラが「浅い」ということが主な理由なようです(中国作品も3D技術を使ったりと、絵画表現手法は決して悪くはない)。

村上氏いわく、こうした中国の現在のコンテンツ産業状況において、まずはキャラクターを制作する企業が「とっかかりやすい」ドラゴンから派生したキャラクターをつくりこむことは、中国企業にとってキャラクターのグランドデザインは「何たるか」ということを、理解する第一歩になるだろう、とのことです。

中川幸司さんのブログ「情熱的な羅針盤」

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