さらに、党争いでも、政界の混乱でも最大の共通点は党派間の足の引っ張り合いである点だ。今日の日本の政界はこうしたやり方が際立っている。国会で表決する際、野党全員が退場する場面や、同じ党派の議員で手を組んで裏切る場面がよくある。新党結成には条件があり、政界の大物が自らの党を結成したい場合、他の党派の不満を抱く者に目をつけ、他勢力を崩すことで自らの勢力を拡大するしかない。
日本は政局混乱により、多くの社会問題や経済問題が解決できず、国民生活にも影響を与えている。最も重要なのは、こうした政党争いがそのために止むどころか益々激しくなっており、日本を第3の「失われた10年」に追い込んでいることだ。(作者:蒋豊氏)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年2月28日