記者:日本はどのようにして中国の戦略的パートナーシップを構築すべきと考えていますか?
野田首相:今年は日中国交正常化40周年にあたり、安定した発展基盤を作り上げる絶好の機会です。私は、戦略的互恵関係に「6つのイニシアティブ」を主張しています。すなわち1. 政治的相互信頼の増進、2.東シナ海(中国では「東中国海」と称する)を「平和・協力・友好の海」とするための協力の推進、3. 東日本大震災を契機とした日中協力の推進、4. 互恵的経済関係のグレードアップ、5. 両国国民間の相互理解の増進、6. 地域・グローバルな課題に関する対話・協力の強化です。われわれはこれを基礎として、戦略的互恵関係をしっかりと進化させていきたいと思っています。
私は1984年、日中青少年交流会3000人訪中団に参加し、初めて中国を訪問しました。その時から中国とはご縁があります。この点からみると、私はよく生まれながらの日中交流専門家であると人にいうんですよ。(笑)私はこれからも青少年がさまざまな場面で双方向の交流を重ね、あらゆる場面で相互理解と信頼を進められるように努力していく所存です。
(続く)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年3月11日